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温泉街で働いてくださる人たちがいなくなったら困るよなぁ!?[温泉ハッカソン1班]

PlayGroundでは先日、長野県の渋温泉にて「温泉ハッカソン」なるイベントが開催されました。 温泉ハッカソンはPlayGroundに所属する学生が全10チームに分かれて、渋温泉が抱える課題を解決するためにサービスやアプリの開発を行うイベントです。

はじめに

こんにちは!モバイルエンジニアのEtsushiです。
PlayGroundでは先日、長野県の渋温泉にて「温泉ハッカソン」なるイベントが開催されました。
温泉ハッカソンはPlayGroundに所属する学生が全10チームに分かれて、渋温泉が抱える課題を解決するためにサービスやアプリの開発を行うイベントです。

この温泉ハッカソンで我々一班は「旅館の人手不足を解消する」という課題に取り組みました。
今回は温泉ハッカソンに参加し、チームとして、

  • 課題に対しどういうアプローチを取ったのか
  • どんなアプリ・サービスを開発したのか
  • 参加した感想

など記事にさせていただきます。

ぜひ最後までご覧ください!

(一部スライド及び図はAzuki,Terukina,Yasuiの作成です。ありがとう)

課題と方針

まず、旅館の人手不足とはいったいどういう原因で起こるのでしょうか。
渋温泉に限らず一般的な例を調べました。

理由の一つ目として、「宿泊者数の増加」「提供サービスの多様化」などによる仕事量の増加が考えられます。
例えば、平成27年から令和元年までに全体の宿泊者数が約4000万人増であるとする調査結果があるようです。また、多数の国・文化圏からの観光客に対し、語学力や文化への対応幅の広さが求められるなど、旅館が提供すべきサービスの種類が増加することによる仕事量の増加も原因の一つとして挙げられます。

理由の二つ目として、「宿泊業固有の労働環境により人が定着しない」ことが考えられます。
例えば、

  • 「中抜け」などにより従業員の労働時間が不規則
  • 季節により繁閑差が大きい
  • 年次有給休暇取得率が低い
  • 子育てと両立が難しい
  • 給与水準の低い

などの問題があり、働く人にとって魅力的な労働環境ではなく、人が定着してくれないようです。

それでは、どのようにこの問題を解決すれば良いのでしょうか。
旅館の人手不足を解消するための方法として以下の2つの方針が考えられます。

  • 求人情報の充実・効率的な採用活動
  • 旅館業務の効率化・離職を防ぐ

1つ目の「求人情報の充実・効率的な採用活動」については、積極的に採用を行い直接人手を増やす方針です。こちらは、「人数が足りない」という問題に直接コミットできる結果がわかりやすいというメリットがあります。しかし、旅館のビジョンに賛同してくれたり熱意を持って働ける人を採用しないと、単に人数を増やすだけではサービスの質が低下しかねないという問題があります。

2つ目の「旅館業務の効率化・離職を防ぐ」については、マネジメントのシステムや労働環境の改善を行うことにより、後々の採用数と定着率の向上を狙う方針です。こちらは、一旦現在いるメンバーで労働環境の最適化を行うので、人手不足の原因である「宿泊業固有の労働環境により人が定着しない」を解決できるというメリットがあります。しかし、古くからある労働環境の改善は一朝一夕でできるものではないので、「人数が足りない」という表面化している問題を解決するのには時間がかかることが予想されます。

それではどちらの方針を採用すれば良いのでしょうか。
結論から言うと、私たち1班は2つ目の方針を採用しました。

1つ目の方針を採用しなかった理由としては、採用の領域は既に優れたサービスが多く存在し開発物に独自性を出しにくいこと、サービスの質の低下に繋がるので単純に人を増やせば良いわけではなく、私たちが雇用に関するノウハウを用意することが難しいことなどが挙げられます。

逆に2つ目の方針を採用した理由としては、旅館のマネジメントのシステムや労働環境の改善は人手不足の原因の本質にアプローチする方針であり、一度改善すると、

  1. 業務効率を改善する
  2. 1に伴い労働環境が改善される
  3. 旅館に応募する新卒が増える。人数が増え、より業務効率を上げることができるので1に戻る

というモデルで持続的に業務効率や労働環境を改善することができると考えたからです。

また、渋温泉の方にヒアリングを行ったところ、実際に、

  • 考慮すべきことが多くシフトを組むのが大変
  • マニュアルは紙ベースで管理している
  • 従業員のスキルレベルを把握できていない
  • 中抜けの時間がある

など、改善の余地がある項目が多く見られたことも挙げられます。

開発物

以上から、私たち一班は、これらの課題を踏まえ旅館の労働環境をを改善するために「従業員のマネジメントを効率化」するアプリを開発し、提案しました。
具体的には以下の3つのサービスからなっています。

  1. マニュアルの動画化
  2. スタッフスキルの見える化
  3. シフトの作成

それぞれ見ていきましょう。

マニュアルの動画化

まず1つ目のマニュアルの動画化です。

こちらの機能では、動画の「視聴」及び「アップロード」を行うことができます。
これにより、マニュアルの動画化を行うことができるので、「いつでも」「何度でも」視聴可能となります。また、誰がどの動画を視聴したか把握することができるので、管理側のマネジメントコストの削減と教育体制の充実につながります。

スタッフスキルの見える化

2つ目はスタッフスキルの見える化です。

こちらの機能は従業員のプロフィールという形で実装しています。
例えば、管理側からの評価やできる仕事、今月の目標、視聴済みのマニュアル動画一覧などを表示します。これにより、従業員のできること・できないことを明確に把握できるようになるので、マルチタスク可能な従業員を育成しやすくなります。また、これまで不透明だった評価内容や目標を明確にすることで、従業員のモチベーションアップに繋げることができます。

シフトの作成

3つ目はシフトの作成です。

こちらの機能では従業員個人個人の適正を考慮したシフト作成を行えます。
これにより、今まで仕事の種類やスキルレベルなど考慮することが多く煩雑だったシフト作成のコストの軽減と最適化を行うことができます。また、シフトの最適化は中抜けの時間を削減し長時間労働の是正することに繋がるので、一日休日を作りやすくなります。

使用技術

クライアント

  • Siwft
    • StoryBoard
    • Combine
    • Alamofire
    • SwiftGen

サーバ

  • Django
    • DRF (Django Rest Flamework)
  • AWS
    • VPC
    • EC2
    • RDS
    • S3

開発後の感想

Etsushi(モバイル)

  • 普段オンラインでしか会えない他のメンバーとオフラインで会えたのは楽しかった。また飲みにいきたい。
  • 事前準備期間に開発をほとんど進められなかったので、長野にいた3日間は本当に大変だった。しかし、その分完成物を最終発表で評価をしていただけたので良かった。
  • チームのリーダーとしてプロジェクトをまとめ切れず手戻りが多かったのが反省点。初めに仕様を固めてしまうことの大切さを痛感した。

Azuki(デザイン)

  • ハッカソンに参加したこと自体が初めてで、不安なことはたくさんありましたがメンバーの皆さんの助けもあり無事に終えることが出来ました!本当にありがとう!!!
  • デザインを勉強していた時期のブランクはありながらだったので、ユーザーに沿ったデザインの再認識をしながらメンバーと擦り合わせて取り組めたと思います。
  • とにかく今回のハッカソンで感じたことは、アイディア出しの時からワクワクしていたこと。ここのメンバーのみんなは何を考えてアイディアを出したのかを追求することはとても楽しかったです。
  • 温泉街の方の生の声が聞けたり提案したあとに嬉し涙を見れた時は、このハッカソンに参加して良かったなと思う瞬間でした。
  • あとはメンバーとお酒を飲めたこと、交流できたことは素敵な思い出です
  • 今度は岡山で!

Yasui(サーバ)

  • 技術的に全て初めての体験だったので、Mobile側とAPIで繋がった時は感動した。
  • アイデア出しの部分で貢献できたのがとても嬉しかった。
  • チームメンバーがアイデアをうまく修正してくれたお陰で自信を持ってプレゼンできた。
  • 個人的にプレゼン力を評価されたのが嬉しかった。これからもこの力を伸ばしていきたい。
  • そしてまた飲みにいきたい

Terukina(サーバ)

  • 人生で初めての経験をたくさんすることができて本当に有意義で楽しい時間だった。
  • 技術力不足だったところは悔しかったが、プログラミングの知識も興味も深まったので良かった。
  • 色々な人と話すことができて、自分の中の視野がとても広がった。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私たち一班は長野渋温泉が抱える「旅館の人手不足の解消」という課題に取り組みました。
また、課題解決のために「旅館業務の効率化と離職を防ぐ」という方針をとり、「マニュアルの動画化・スタッフスキルの見える化・シフトの作成」を行えるiOSアプリを開発しました。
私たちのアイデアや開発物が今後の渋温泉の益々の発展につながれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!