【渋温泉ハッカソン:チーム7】温泉街における観光体験の向上

こんにちは、7班リーダーです。今回、私たちは「旅行体験の向上」をテーマとしてハッカソンに参加しました。どういった課題に、どのように技術的アプローチしたか、また、班員の感想を含め以下に記述していこうと思います。

提示された課題

今回、提示された課題は以下の4つになります。

  1. 温泉の温度管理システムを自動化し、いかに面白くできるか考えよ
  2. 渋温泉組合HPに埋め込むサービスを 作り、面白くしてアクセス数を増やせ
  3. 各施設の混雑度を見えるかし、町巡りを楽しくせよ
  4. 旅館で働く人が少ない問題について考え、解決策を提示せよ

個人的な技術スタックや、チームメンバーの技術スタックを考えた時に2番のHP埋め込みサービスや4番のテーマには合わないと考えたため、候補から消しました。また、残りの二つに関してはどの班もやることが被りそうだったので、差別化を図るために解決すべき課題を一つに絞らず、複合的な案を考えることにしました。そのテーマが「温泉街における観光体験の向上」になります。

解決案の内容

「温泉街における観光体験の向上」にはモバイルアプリケーション(以下、温泉アプリとする)を用いることにしました。アプリの内容は、大きく分けて3つの内容があります。

  1. 外湯の混雑度、温度の可視化
  2. おすすめ観光場所の提案
  3. 観光地にまつわるクイズ

それぞれについて述べていこうと思います。

1. 外湯の混雑度、温度の可視化

まず、外湯の混雑度の可視化についてですが、「各施設の混雑度を見えるかし、町巡りを楽しくせよ」という課題に対しての解決策になります。チームでの話し合いの時に、Google MapのようなUIでMapのpinの部分に混雑度とお湯の温度を表示させると良さそうという意見があったため、今回作成するアプリに盛り込むことにしました。

次に混雑度の測り方ですが、各外湯にiPadなどのデバイスと専用のアプリを設置し、そこに観光客の方に人数を記入してもらい、そのデータをリアルタイムで温泉アプリ上で確認できるというものです。また、温度に関しては、Aruduinoというワンボードマイコンと温度計を用いてというワンボードマイコンと温度計を用いて、その温度データをリアルタイムで温泉アプリ側で見ることができるようにしました。

左図: 外湯用アプリ、右図: Aruduinoでの温度取得

2. おすすめ観光場所の提案

一般的な観光本に載っているスポットだけでなく、現地の方だからこそ知っているスポットの提案ができたらという話がでたため、アプリに組み込みました。タイムライン上にスポットをリストで表示するものです。最終的には、現地の方が定期的に更新することであらゆるスポットの提案ができるのではないかと考えました。

3. 観光地にまつわるクイズ

また、観光体験向上の一つとして 観光地についてのクイズの実装を行いました。観光地についての知識を得た上で、実際に現地に行くことでより深く魅力を享受できると考え実装を行いました。

終わりに

上記、三種類の機能を詰め込んだモバイルアプリケーションの開発を行う上で、各々が今何をやっているのかの共有を大切にしました。また、実際に頭を突き合わせて開発をすることで、質問しやすく、タスクの割り振りがしやすい雰囲気があると改めて実感することができました。
ハッカソンでは賞をもらうことはできませんでしたが、とても貴重な体験を得ることができ、今後の学び方を考え直す良い機会となりました。

メンバーの感想

eri

今回のハッカソンを通して、チーム開発においていかにコミュニケーションが大切かということを学べたと感じました。新しいチームメイト、知らない人ばかりの環境の中で、チーム全体が意見を出しやすいようなラフな環境を作ることもまたチームを成長させるために必要だということ。自分の担当部分、作業内容を共有していくことの重要性。また、積極的に自分から発信していくことが、自分にとってもチームメイトにとっても大事だということ。新しい環境だからこそ、普段では気づかないことも学ぶことが出来ました。

今後挑戦していきたいこと:
案件チームメンバーとのコミュニケーション回数を増やせるようにする。画像・自然言語・音声の処理などについてもっと学んでいきたい

chiharu

今まで実際にPlayGroundの人に会ったことがなかったので会えてよかったです。この温泉ハッカソンを通じて、わからないことを気軽に聞いたりできる相手ができてとてもコースに取り組みやすくなりました。また他の人のスキルを実際に目にすることができたので、自分ももっとコードを書けるようになりたいと思いモチベーションアップになりました。

今後挑戦していきたいこと:
年内にコースの最終課題直前まで終わらせる。もっと自分からコミュニケーションをとり、分からないことなどがあれば溜め込むのではなく積極的に質問をする。

ishihira

やりたいことに対してその方法に大まかに検討をつけ、あとは調べながらやるというのは初めての経験でしたが、案外やれることが分かりました。この経験は今後自分のフットワークを軽くしてくれるような気がします。この点が今回のハッカソンで得たもののうち一番大きい財産です。

今後挑戦していきたいこと:
ひとまず参加している案件に全力を尽くします
deep learning周辺について知識をつけていきます

chihiro

事前準備を含めて、一つの開発の大変さを学ぶことができたのがこのハッカソンに参加して1番の学びになりました。メンバー間のコミュニケーションや慣れない言語での開発など初めての経験が多くできたのでとても充実した期間を過ごすことができました。

今後挑戦していきたいこと:
まずコース履修中なので、コース課題を終了させていくのと何か困ったことがあったら1人で抱え込まず、すぐに質問や報告をすぐに行うようにする。

tsuji

温泉にはあまり入れませんでしたが、初めての複数人での開発という経験が得られて本当に良かったです。主に開発の部分を担当しました。具体的には開発の部分のバックエンドで、Firestoreとアプリの間で情報の送信受取をするという部分でした。dart,flutterの基礎文法を理解して、なんとか送信受取をできるようになりました。またそれをアプリ内に表示させることも断片的にですが関わり、表示することができました。

今後挑戦していきたいこと:
実際コースでやっているのはPythonとDjangoなのでこれをハッカソンで使えるレベルまでもっていくのが今後の課題だと思っています。次回はコース課題を終わらせて活躍できるようになってハッカソンに挑みたいなと思っています。