Leadingチームの活動とは

こんにちは、バックエンドコースのAkinoriです。今回はLeading(リーディング)チームを紹介したいと思います。

概要

Leadingチームとは、バックエンドコースの上級生向けチームです。形式上コース運営の傘下に位置付けられており、10名~20名程度で活動しています。

今回の記事は下記のような構成になっています。
第1章:チームの取り組み
第2章:Leadingチームとは

Leadingチームが取り組んできたこと

まずはLeadingチームがこれまでに取り組んできたことを紹介したいと思います。

機能実装会

機能実装会とは、特定のプロダクトの機能をチームで実装しようというイベントです。当日はレクリエーションの後に約4時間かけて機能を実装してもらいました。

特に開発では、画面共有をしながらコーディングをする「ペアプロ・モブプロ」という手法を組み込みました。

開催後のアンケート調査の結果、充実さ、効率化、チームの一体感の項目において高い評価を受けており、ペアプロ・モブプロが案件の開発体験の向上に繋がるのではないかと示唆を出すことができました。

機能実装会にペアプロ・モブプロを導入してみた!
機能実装会にペアプロ・モブプロを導入してみた!ペアプロ・モブプロを開発に導入する上でどのような示唆があるのかをKPTを通じて考えました。またコミュニティ内ハッカソンの準備のために主宰者としてどのような心構え・準備が必要なのかも提示しています。

CTF勉強会

コミュニティ内では様々なイベントが開催されており、その一つがCTFです。CTFとは「Capture The Flag」の略称で、制限時間内に疑似プロダクトのセキュリティホールを発見し、隠されているFlag(答え)を見つけ出す大会です。

PlayGround内の第二回CTF大会では、自分も参加することができ、凄く楽しむことができました。ありがとうございます。

PlayGround内でCTFを開きましたVol.2
第二回PlayGround内CTFを開催した記事です。

Leadingチームでは、大会後に成績優秀者が実際に着目した問題箇所や解法をインタビューするイベントを開催しました。

単にWriteup(問題の解法の紹介記事)が発行されるだけだなく、優秀者の思考回路や背景の経験を知ることで、イベントを二度楽しむことが出来たと思います。イベント開催者の想定と異なる解法や日常的な情報の収集方法などの知見がありました。

AWS Summit Tokyo参加

AWS Summit Tokyo | アーカイブ公開中
AWS Summit は、AWSに関して学習し、ベストプラクティスの共有や情報交換ができる日本最大級の AWS イベントです。基調講演やスペシャルセッションを含む 100 を超えるセッションが視聴できるアーカイブを公開中です。

このチームは「プロジェクトを、テクノロジーを、コミュニティをリードする」をビジョンに活動しており、外部のイベントへの越境も積極的に応援しています。

AWS Summitはクラウドサービス最大手のAWSに関連する事例共有や情報交換ができるイベントで、こちらのイベントへの参加をチームとして実施しました。単にAWSに対する知識を深めるだけでなく、関連領域のプロダクトを知ることができました。

個人的にはデータ運搬のSnowballを見れたのはオフラインイベントの醍醐味かと思っています。

紹介する外部イベントは特定の条件に合致するもののみですが、「もっとオフラインのイベントを増やしてほしい」という意見を頂きましたので新たなイベントを開拓したいと思います。

PM勉強会

PlayGroundに所属するメンバーにとって、日々改善を重ねるコース運営と案件は他に類似するもののない強みだと思います。

その案件では、基本的に社員の方がPMとしてプロジェクト・マネジメントを行っています。案件での関与はあっても、メンバーのPMの仕事ややりがいへの理解はそれほど深いものではないかと思います。

そこでPM勉強会と称して、PMの方に様々なQAを行うイベントを開催しました。具体的な回答を掲載することはできませんが、約1時間のイベントで沢山の回答を頂くことができ、高い満足度を達成しました。

基礎勉強会

PlayGroundでは加入後に6か月間ほどかかる課題をこなす必要があります。課題終了後の学習は個人で進める必要がありますが、6か月間の課題では触れられない領域があるのも事実です。そこでLeadingチームでは、下記技術に関する講義形式の勉強会を開催しました。

  • Docker
  • Django rest framework
  • React
  • SQS(メッセージキュー)

見知らぬ領域以外に関して学ぶことで、「全体像をつかむことができた」などの意見を頂くことができました。また同時期にAWSを用いてデプロイする会も実施しており、インフラに興味があるメンバーでいくつかのAWSのサービスを利用しました。

中長期実践開発

基礎勉強会で基礎的な開発の全体像を確認してもらった後に、約2か月間に渡って、TwitterのようなSNSサービスをチーム開発で実装することに取り組みました。約4名のチームでPMが機能実装をリードします。

単に各チームが独立して実装するのではなく、案件経験者がPullRequestをレビューすることで、案件外への知見の共有が未整備である中、チーム内で知見の還元にも繋げました。実際にこのチームで学んだことが案件に活かされたと高評価を頂きました。

知見共有会

現在のLeadingチームの主軸となっている活動の一つが知見共有会です、知見共有会では、下記を毎週繰り返します。

  1. メンバーが一週間の目標を発表
  2. 一週間後に下記を実施
  3. 目標の振り返り
  4. 知見共有
  5. 別メンバーからのフィードバックや関連するTipsを紹介

発表内容はテクノロジー(例えばPythonの型ヒント)を中心としていますが、忙しい時には、インターンや定期試験の内容などをゆるく共有しています。毎週目標を立てることで成長を支援するだけでなく、案件で詰まったところの相談なども活発に行われています。

外部参加型知見共有会

知見共有会では外部の方も参加できる「外部参加型知見共有会」も企画されています。このイベントでは、外部の方との交流を通じて、コミュニティの認知を広げるとともに、越境して知見を獲得することによって、成長支援に繋げます。

ISUCONグループ

ISUCON公式Blog
ISUCONとはLINE株式会社が運営窓口となって毎年開催している、お題となるWebサービスを決められたレギュレーションの中で限界まで高速化を図るチューニングバトルです。

今回チームメンバーの数人がISUCONに参加を予定していたこともあり、ISUCONへの参加を支援しています。参加希望者のマッチングと参加予定者内での勉強会を予定しています。

Leadingチームとは

前提

まずは、PlayGroundの仕組みや成長環境を簡単に概説します。

PlayGroundでは、加入後に受講生として6か月間でプログラミングスキル習得に取り組みます。課題のSNSアプリ完成がバックエンドコース修了の条件になります。いつでも質問・相談する環境が整備されているだけでなく、体系的な課題に丁寧なフィードバックが組み込まれている点は非常に貴重かと思います。

そして晴れてコース修了すると、案件やコース運営に参画することができます。私も案件に参加しながら、約1年半に渡りバックエンドコースの運営に携わらせて頂いておりました。課題の見直しや組織体制の確立など、運営の活動は格別なものであったと思います。

案件やコース運営だけでなく、ハッカソン(技術的なイベント)やアイデアソンなどのイベントもあります。直近では、長野での夏合宿、夏のアイデアソン、モバイルコースのハッカソン、BBQなどの沢山の最高に楽しいイベントも開催されています。

設立の背景

素晴らしいイベントが沢山ある一方で、参加者がインタラクティブに学ぶ場がコミュニティ内にはそれほど整備されていませんでした。これまでも、コース運営でプロジェクトの状況を互いに教え合う交流会も開催しましたが、コース運営の喫緊の課題は受講生向けの対応や組織体制の再構築であったこともあり、その後に定期的に開催することはできませんでした。

そこでLeadingチームは、PlyaGroundに修了生が交流しながら継続的に学び合う環境を提供することを目指して2023年3月から活動を開始しています。

今後

現状はバックエンドコース所属のメンバーが多いので、より他コースのメンバーやOB/OGとも関われる機会を創っていければと思っています。

他方で活動継続のKPIを設定しており、目標未達の場合に活動停止することを定めています。初めての試みでプレッシャーもありますが、より一層コミュニティ活性化に繋がるように、楽しみながら頑張りたいと思います。