【ChatGPT】最近流行っているChatGPTを使ってみたメモ
自己紹介
- 名前:yuuki
- 役職:ChatGPT調査担当
はじめに
今回は巷で流行っているChatGPTについて諸々調べてみたり使ってみたりしたので、楽しく遊べる使い方をまとめました。
TwitterをはじめとしてSNS等でよく聞くChatGPTについて、何がすごくてどうやって使うと面白いのか、簡単に説明してみますので、こちらを参考にしてみてください!
ChatGPTってなに?
そもそもChatGPTはなにかというと、OpenAIというアメリカ人工知能研究所が作ったチャットボットです。
これがどのようにすごいかと言うと、個人的には以下の3点かと思います。
- 日本語の会話文に対してそれっぽい返事をしてくれる精度が高い
- 雑な会話に対する補完能力が高い
- 何回か会話をすることで文脈や知識を認識できる
これまでのチャットボットに比べて、適当な会話や質問への返答の精度がかなり高く、それまでに言ったことを参考に返答ができたり、返答の形式を指定したりすることができます。
ただ、現在のChatGPTの弱点として、正しくない情報を返答したり、会話内容の補完や推定の内容がズレていることがあります。
ただ逆に言うと、文脈の中で会話を補完する能力を利用して適切な指示を与えることで、適切な課題解決案やクリエイティブな返答を出すことができることがわかり、日々色々な方が研究しながらChatGPTに向き合っているような状況になっております。
特定の質問やタスクに回答するために使用されるトリガーとなるテキストをプロンプトといい、以下タスクの指示文が書かれている会話をプロンプトとして、説明を進行いたします。
プロンプトの基本
以下を明確にする
- 指示(Instruction)
- 文脈/背景(Context)
- 入力データ(Input Data)
- 出力形式(Output Indicator)
それぞれ、なるべくあいまいなものではなく、具体的に正確に書くようにしましょう。
人間に指示を出すようなイメージで書くと思った通りになる可能性が高いと感じています。
段階的に指示する
- 指示文の末尾に段階的に考えさせるよう書く
→末尾に入れる指示文例:「段階的に考えて解いてください」「回答はステップごとに出力してください」「思考のプロセスをステップバイステップで説明してください」など
あまり良くない例
「今晩のご飯どうしよう?」
「今冷蔵庫にウインナーとベーコンしか無いんだけど、ご飯何がいいかな」
もちろんこれでも当たり障りのない返答をしてくれるのですが、あまり良い返答が来ず、場合によっては具体的な料理が出てこない場合があります。
私が送ってみたときは下記のような流れとなりました。
書いてみたプロンプト
先程の内容から指示や背景をわかりやすくして、依頼してみます。
おそらくChatGPTの中では、以下のように文を自動で認識して、返答を考えているものと思われます。
- 指示:「晩ごはんの献立を考えてください」
- 背景:「最近太りぎみで健康な食事の方が良いです」
- 入力:「冷蔵庫の中にはウインナー、ベーコンだけが入っています」
指示や背景をわかりやすくして、といっても、このレベルで良いというのが画期的だと私は思います!
今回は指示がそこまで複雑でないため必要無いのですが、あえて出力形式を段階的に指定して書いてみますとこうなります。
このようにすると、ChatGPTがどのようなステップで答えにたどり着くのかが、入力した人間側も、またChatGPT側もわかりやすくなり、より良い回答が得られやすくなるということになります。
さらにプロンプトをよくするコツ
得意なことをお願いする
- テキスト要約
- 情報(キーワード/エンティティ)抽出
- テキスト分類(ポジネガ分析等)
- 質問応答
- 課題整理/情報構造化
- キャラクターなりきり
これらはもともと自然言語処理の分野として研究されており、このChatGPTにおいても非常に高精度で返答してくれます。
ただやはり、精度が100%というわけではないため、人間の作業の補助であったり、プロンプトに精度を高める工夫(段階的に作業させる等)を入れることをおすすめします。
テンプレートを使う
11月に発表されたChatGPTですが、様々な方が日進月歩で研究を重ねており、日本でもいくつかテンプレートが開発されています。
これらを使うことで手っ取り早く中級者~上級者的な使い方ができるようになるので、みなさまもぜひお試しください!
シュンスケ式ゴールシークプロンプト
▼参考記事
深津式プロンプト
▼参考記事
あとがき
ChatGPTを使う上で基本だと筆者が感じているところを書かせていただきました。実は以前に書いたものを少しブラッシュアップさせたものなので、少し情報が古いかもしれませんが、ご了承下さい。
みなさんもより良いChatGPTライフを!